どうも、ナル(@naru_runa0610)です!
近年、ペットの多頭飼育崩壊が社会問題として取り上げられる事が増えてきました。
私も以前記事にしました。
そんななかで、動物愛護団体での多頭飼育崩壊が起きているとのニュースを目にしました。
動物愛護団体とは?
動物愛護団体とは動物の虐待や遺棄防止、適正な飼養・取り扱いについて普及啓発を推進する団体です。
団体により異なりますが、主な活動内容としては、
動物の適正飼養についてイベント等での情報発信から、
野良猫のTNR及び保護活動(TNRについての詳細はコチラ→保護猫活動の種類は?自分にできる保護猫活動は? )、
動物愛護センター(保健所)へ収容されている猫犬の引き出し及び譲渡活動などがメインの活動となっているようです。
規模についても法人として活動する大きな団体から、個人規模で活動されている方まで様々です。
愛護団体での多頭飼育崩壊3つの原因
適正な飼養を普及啓発するべき立場の愛護団体でなぜ多頭飼育崩壊が起きてしまったのでしょうか?
私は大きく3つの理由があるのではないかと思います。
1保護団体の知識不足
保護活動について勉強中の私が言うのはおこがましいことですが、保護団体自体の知識不足のケースです。
信じられない事ですが、私の調べた過去の愛護団体の多頭飼育崩壊の中には、
不妊・去勢手術がされないまま同じ部屋に保護されたため、保護施設の中で妊娠しさらに数が増えてしまったケースもありました。
2間違った使命感
愛護団体を設立している方は、当然ですが非常に動物愛護の精神が強い方が多いように思います。
その為、団体のキャパシティをオーバーしてしまうケースです。
保護して欲しいとの依頼や、愛護センターで命の期限が迫った猫や犬の引き出し等、際限なく受け入れてしまい、
結果キャパオーバーを起こし多頭飼育崩壊してしまうというケースです。
3法整備の不十分さ
愛護団体の保護施設についてもう少し細かな決まりがあってもいいのではないでしょうか。
動物取扱業の届出などの規制はもちろんあるのですが、
たとえば施設の保護部屋の面積あたりの飼育頭数の規定など
もっと細かく決まりがあってもいいのではと思います。
まとめ
個人、団体にかかわらず愛護活動や保護活動をおこなっている人は、
本当に動物への愛が強い方たちばかりです。
それだけに目の前にいる助けの必要な猫や犬を放っておくことはできないのだと思います。
しかし、ひとたび保護団体の施設で多頭飼育崩壊がおこれば、
規模が大きいぶんその後のフォローは非常に大変なものとなります。
多くの保護活動家や保護活動団体が急な受け入れやボランティア活動などでものすごいパワーを使うことになります。
守りたいものを傷つけることほど辛いことはありません。
知識のない愛情は凶器となるそのことを忘れないように日々勉強していきたいと思います!
それでは今日もまた一歩
猫と人の理想郷が近づきますように!