猫に有毒な花や観葉植物  部屋に飾っていませんか?【写真付き】

どうも、ナル(@naru_runa0610)です!

今日は猫に有毒な花や観葉植物についてです。

毒のある植物とか家に置いてないよ?

そう思う方もおられるかもしれません。

しかし、今回私が書く有毒な植物とは「猫にとって」です。

実は一見ふつうの花や観葉植物が猫にとっては毒となることがあります。

この記事を読んでいただくと、

猫を飼っている場合、家に置かない方が良い花や観葉植物がわかります。

猫が食べると危険な花や観葉植物

猫が食べてしまうと中毒をおこし、非常に危険な植物です。

一般家庭の庭や、室内に飾られたものをよく見る植物もあります。

 

※何科については、私も今まで知らなかったのですが、年代とともに研究が進んだ結果なのか、分類が変わっているものが多数ありました。

科の表記については、現在の科と違う!という場合もあると思いますがご了承ください。

(例)1980年代はユリ科だったネギやタマネギは1990年にネギ科となり、現在はヒガンバナ科です。

非常にまぎらわしいですが、タマネギも猫にとって有毒な食べ物です。

そのことからも、近しい種類の植物なのだと思いますので、

猫にとっての毒性を含むものがほとんどだと思われます。

 

 

ユリ科の植物

ユリ科の植物は猫にとっては猛毒です。

花だけでなく、茎や葉から花粉や球根にいたるまですべて有毒です。

花瓶に飾っている場合は、その水にも有毒物質が溶け出しているので注意が必要です。

猫が誤食してしまった場合、腎機能障害をおこし、死亡するケースがあります。

 

代表的なユリ科の植物

・ユリ(リリー)危険!
テッポウユリ、ヤマユリ、オニユリなど、世界に100種以上あるようです。

花束などにもよく入っているので注意が必要です。

猫が誤食した場合、流涎や嘔吐の初期症状がでます。

その後、腎機能にダメージがある場合は、尿の量が減少するなどの症状がでます。

 

 

・ネギやタマネギ、にんにく、ニラなど。危険!
2019年現在はヒガンバナ科となっていますが、過去にはユリ科の時もありました。

これは私の体験談ですが、野菜炒めを作ったフライパンを置いたままにしており、

寝ている間にルナが舐めて、具合が悪くなり病院へ駆け込む事件がありました;

 

 

・チューリップ危険!
花に詳しい人は知っているのかもしれませんが、私は意外でした。チューリップもユリ科の植物です。

余談ですが、1970年頃まではボタンユリという和名もあったようです。

道の花壇などに植えられていることも多いので注意が必要です。

猫が食べてしまった場合、嘔吐や下痢、腎機能障害を引き起こし、

死亡するケースもあります。

 

 

・イヌサフラン危険!
現在はイヌサフラン科となっていますが、かつてはユリ科でした。サフランと似ているが全くの別種です。

猫が食べた場合、嘔吐、下痢、麻痺、痙攣などの症状がおこります。

人間にも有毒で、過去に死者も出ています。

 

 

 

キジカクシ科の植物

キジカクシ科の植物は猫だけでなく、人間にも有毒です。

また、キジカクシ科には花だけでなく観葉植物のも多数あります。

花瓶に飾っている場合は、その水にも有毒物質が溶け出しているので注意が必要です。

 

代表的なキジカクシ科の植物

スズラン(鈴蘭)危険!
ギョウジャニンニクと見た目が似ていることから、過去には誤食事故もあったようです。

毒性が非常に強く、有名な毒物である青酸カリの15倍の毒性があります。

 

 

・ヒヤシンス
ヒヤシンス科
とされている場合もあります。

猫の皮膚についただけで炎症を起こすこともあるので注意が必要です。

 

 

・ドラセナ・フラグランス
日本では幸福の木としてよく売られている観葉植物です。

誤食した場合、流涎、嘔吐、食欲不振などの症状を引き起こします。

 

 

身近にあるサトイモ科の植物

サトイモ科というと、当然イモを想像しますが、

よく見かける観葉植物が多くあります。

 

 

・ポトス
猫が噛んでしまうと、口内の痛みや炎症が出ることがあります。

 

 

・ディフェンバキア
こちらも人気の観葉植物ですが、葉や茎を噛んでしまうと、

口内の痛みや炎症がでます。

 

 

・フェロデンドロン危険!
葉が特に危険で、猫が噛んでしまうと、口内の炎症や痛みがでます。

症状が重くなると、痙攣や腎機能障害を起こす場合もあります。

 

 

その他の猫に危険な植物

その他、身近にある猫にとって危険な植物です。

意外なものも多いので注意してください。

 

・ツツジ(ツツジ科)危険!

ツツジは道路沿いの植え込みなどにあるケースも多いです。

散歩など外出の際には注意してください。

食べてしまった場合の症状は、嘔吐、下痢、不整脈などです。

最悪、心肺停止となることもあります。

 

 

・アジサイ(アジサイ科)危険!
梅雨の時期の風物詩のアジサイですが、猫にとっては毒です。

食べてしまうと嘔吐や下痢、麻痺や痙攣などの症状を起こす危険な植物です。

 

 

・シクラメン(サクラソウ科)危険!
特に根の部分が危険とされています。

食べてしまった場合の症状は、嘔吐、下痢や、皮膚炎、口内の炎症などです。

重篤な場合は、痙攣をおこすこともある危険な植物です。

 

 

・カスミソウ(ナデシコ科)
中毒性はあまり高くありませんが、

猫が食べてしまうと、嘔吐や下痢などの症状がでることがあります。

 

 

・クラッスラ・ポルツラケア(ベンケイソウ科)
日本では一般的にカネノナルキと呼ばれ、よく観葉植物とされます。

猫が食べてしまうと嘔吐の症状が出ることが多いようです。

 

 

・アロエ(ススキノキ科)
人間にはやけどの治療など薬として使われますが、

猫にとっては毒となります。

食べてしまうと、下痢を引き起こす恐れがあります。

 

 

・ポインセチア(トウダイグサ科)
真っ赤な葉が特徴的な綺麗な植物ですが、

猫にとっては毒となります。

特に葉や樹液に猫にとって有毒となる成分があります。

 

 

 

猫が有毒植物を食べてしまった場合の対処法

万が一猫が有毒植物を食べてしまった場合の対処法です。

 

①有毒植物を体外に出す

まずは一刻も早く、体外に出すことです。

口に入っていれば取り出し、飲み込んでいる場合は、吐かせることが可能なら吐かせます。

 

②病院へ行く

応急処置が終わったら、すぐに動物病院で受診します。

たいしたことなさそうだと素人判断をせず必ず受診しましょう。

後々重篤な症状がでる場合があります。

その際にできることなら誤食した植物を一緒に持っていくと、

獣医さんが判断しやすく、早い処置ができます。

 

 

まとめ

猫にとって危険な植物は非常に多く、700種以上あると言われています。

全て覚えるのは困難ですよね(^_^;)

 

正直私は、そこまで花や植物に関心が無いので、

部屋に植物は置いてません。

しかし、花や植物が好きな方もおられると思います。

 

なので、部屋に植物を飾るときは、

猫にとって有毒なものかどうかをしっかり調べて、

無害なものを飾ることをオススメします。

 

「有毒植物を間違って食べてしまってもちょっと体調壊すくらいだろう」

「病院に連れて行けば大丈夫だろう」

こういう考え方だけはしないようにしてください。

 

ここは間違えずに覚えておいてもらいたいのですが、

本当に死にます!少量でも死ぬ事があります!

不安をあおりたいわけではありません。

しかし万が一があった時に一生後悔するのはあなたです。

大切な家族のためにも植物には気をつけてください!

 

それでは今日もまた一歩

猫と人の理想郷が近づきますように!

 

 

 

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