指導者は自分を棚にあげるべき理由

どうも、ナル(@naru_runa0610)です!

今日は指導者に必要な意外なスキルについて書こうと思います。

私のビジネス関係の記事は、全て営業歴14年の実体験をもとに書いています。

なので効果のある実践的な内容をお伝えできると思います。

 

結論から言ってしまうと、

自分のことを棚に上げることです。

 

これだけ見ると、全く意味がわからないと思います(^^;

しかしこれは私が実際に上司から言われ、実践し成果が出せた方法です。

 

こういう人に読んでほしい

  • 係長や課長などの中間管理職
  • チームやプロジェクトのリダー

 

この記事を最後まで読んで頂ければ、

下のメンバーをまとめつつ、上の意向をくみとる、

そういった難しいポジションの人の活躍のヒントになると思います。

 

 

指導者は自分を棚にあげるべき理由

繰り返しになりますが、指導者に必要なスキルとは、

自分のことを棚に上げることです。

どういうことか説明していきます。

 

まずはじめに私の2019年8月時点の状況ですが、

10人ほどの事業所で、2班制になっている1班のリーダーです。

支店長の指示を受けて4人の班員を管理する感じの中間管理職です。

 

多くの中間管理職の人はそうだと思いますが、

業務的には他の班員と同じで、

通常業務に班員の管理と指示が加わる感じです。

 

ではあらためて自分のことを棚にあげることがなぜ必要かですが、

指導する側がされる側の気持ちをわかりすぎると指導できないからです。

 

指導者といえど、他部署からの異動や出向でないかぎり、

下記のどちらかに当てはまると思います。

  • 指導者も下の社員も同じ業務を行なっている
  • もしくは過去に行なっていたことがある

 

同じ業務をしていたり、したことがあると言うことは、

辛い部分や、手を抜きたいところなどが全てわかります。

もちろん部下の気持ちがわかることは、

上司として良い部分もあります。

しかし、部下の気持ちがわかりすぎると何も言えなくなってしまいます。

特に自分ができないことや、自分が辛い思いをしたことは

部下に言うのをためらってしまうものです。

しかしこれでは部下を育てることはできません。

 

 

自分を超える人材を育てるためには?

自分を超える人材を育てるためにはどうすればよいかですが、

やはり自分を棚に上げて言うことが大事です。

これができないと人材は育ちません。

例をあげてみます。

 

今期数字が上がっていないA社員がいたとします。

自分も今期は調子が悪く、A社員より数字が上がっていません。

このような状況でも自分を棚に上げて指導する必要があります。

もしそれができなければ、A社員の数字は上がらないでしょう。

 

そしてそれはA社員1人の業績だけでなく、班全体、さらには支店全体の業績が上がらないことにつながります。

 

 

営業(業務)能力と管理能力は分けて考える

ここまで読んでいただくと、管理職や中間管理職の人が、

自分を棚に上げて指導することの大事さがわかってもらえたかと思います。

 

では具体的にどういうマインドを持てば自分を棚に上げて指導できるのでしょうか?

 

答えは営業能力と管理能力は別だとしっかり認識しておくことです。

 

そうすることで、

「ああ、ここを指導したいけど自分もできてないもんな」

こう思ったとしても、管理能力は別だと切り替え指導することができます。

 

 

精神的に頼れる存在であることは必要

ここまでで今回私の伝えたい指導者の考え方になりますが、

1点だけ注意点があります。

それは部下にとって精神的に頼れる存在である必要があります。

 

どういうことかというと、部下の心情の問題です。

同じ指摘をこの人に言われたら納得できるけど、この人に言われたら反発してしまう。

こういった経験をしたしたことがありませんか?

 

これは精神的に頼れる人(信頼できる人)に言われるかどうかでこのようなことがおこります。

なのでここでお伝えしたいのは、

日頃から信頼される存在でなければいけないということです。

 

これについては、もちろん日頃のコミュニケーションなどもあるのですが、

私の中で1つここをぶらさなければ大丈夫ということがあります。

 

上司のいいなりにならない事

これが大事です。

上司に反抗しろと言うわけではありません。

少しのやり取りの工夫でできることです。

 

どういう感じか例をあげてみます。

A社員の成績が振るわないことを上司から指摘されたとします。

そこでの返答が下記の2パターンだったとしたらどう思いますか?

 

  1. すみません、もっと尽力するようしっかり指導しておきます。
  2. すみません、まだ結果に結びついていませんが、A案件やB案件など案件を積み上げてますので、必ず成果が上がると思います。

 

1の場合のA社員はきっとこう思うでしょう。

「いや、数字上がってないけどA案件もB案件も頑張ってるし」

2だとどうでしょうか?

「ああ、やってることちゃんとわかってくれてるんだな、頑張らないと!」

 

きっとこんな感じの心情になると思います。

会社は基本的に上の立場になるほど結果しか見ません。

しかし、下の人間からすると、やはり頑張りを見ているところをを、

しっかり部下に見せることが信頼獲得の絶対条件だと思います。

 

 

まとめ

「自分を棚に上げて指導する」

これだけ聞くと悪そうですが、いかに重要な事かがわかっていただけたかと思います。

 

自分が出来ることしか強く言えない指導者は、

最大でも自分と同じレベルまでの部下しか育てることはできません。

 

指導者に求められるのは、

自分ができるできないにかかわらず、

理想的な技術や考え方を部下に伝えることです。

 

しかし、それだけではまだ足りず、

部下の精神的なよりどころである必要があります。

 

これができる人間が指導者として評価され出世もしています。

 

文字で書くと簡単そうですが、

実際に行うのが難しいことは今自分が一番わかってます(^_^;)

完全に実行することは難しいかもしれませんが、

これを意識しているのとしていないのでは全く違うと思います。

 

これを読んでいただいたあなたは意識できると思います。

ぜひ自分以上の部下を育てられるようになってください!

私も頑張ります!

 

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