猫を飼うならワクチン接種は必須です!何の病気が防げるのか?

どうも、ナル(@naru_runa0610)です!

うちのルナくんもうすぐワクチンの時期だな~

注射よりもその前の体温測定・・・おしりにプスッ!をすごく嫌がります(^^;

かわいそうだけどあの変な声をちょっと聞きたいナルですw

今日はワクチン接種について書きたいと思います。

うちのルナももちろん接種してますが、実は予防できる病気については詳しく知りませんでした;

愛玩動物飼養管理士のテキストにもでてきていたので、ブログに書きながらしっかり覚えたいと思います!

 

そもそもワクチン接種とは何か?

そもそもワクチンとは何なのか?

「弱めたり、毒性を弱くした病原体(抗原)」です。

病原体!!?? 病原体を体に入れるのですね~怖い気もしますが(^^;

人間のインフルエンザ予防接種とかも同じ感じのようです。

そうやって少量の病原体を体に入れることで、体はそれに対抗しようと抗体というものができます。

あらかじめその抗体を体内に作っておくことで、その病気の病原体が体内に入った時に、

抗体が病原体を破壊してくれるので、病気が発症しません。(万が一発症しても症状が軽くなる)

 

 

予防できる病気とワクチンの種類

ではワクチンで予防できる病気とワクチンの種類には何があるのでしょうか?

ワクチンで予防できる病気は6種類あります。

 

1猫汎白血球減少症(FPL)

猫伝染性腸炎、パルボウイルス感染症とも呼ばれます。

症状としては下痢、嘔吐、発熱が主な症状です。

下痢、嘔吐に伴い脱水症状に注意が必要です。

聞き馴染みの無い病名と思っておりましたが、パルボは聞いたことがありました。

先日ニュースで関東の方の某猫カフェで蔓延し、子猫を中心にたくさんの命が奪われたとの事でした。

唾液や排泄物中にウイルスが含まれる為、同じ器やトイレの使用等で感染します。

感染力が非常に強く、更に子猫の場合は致死率も非常に高い恐ろしい病気です。(子猫が感染した場合の致死率90%とも言われています。)

またウイルスの生存力が非常に強く、消毒等しなければ長期間生きている為、

完全室内飼いの猫であっても、飼主の靴等に付着したウイルスから感染する場合があります。

 

2猫ウイルス性鼻気管炎

いわゆる猫風邪とよばれるもので、猫ヘルペスウイルス(FHV)が原因で発病します。

症状は人間の風邪と似ていて、くしゃみや鼻水、発熱、食欲不振などがあります。

結膜炎(目ヤニや涙)の症状が出る場合もあるようです。

抵抗力の弱い猫や子猫の場合は肺炎等重症化する事も多いようです。

この病気も唾液や排泄物中にウイルスが含まれる為、同じ器やトイレの使用等で感染します。

更にこの病気は1度かかると症状がおさまった後も、ウイルスが残る場合が多く、

体力が落ちた時等に症状が再発する事があります。

慢性的に鼻がグズグズいってたりする場合はこの病気を疑ったほうが良いかもしれません。

 

3猫カリシウイルス感染症

こちらも猫風邪の一種で、猫カリシウイルス(FCV)が原因で発病します。

症状は猫ウイルス性鼻気管炎と似ており、くしゃみや鼻水、発熱等ですが、

特徴的な症状として、口内炎や舌炎などができて、よだれを垂らしたり、口臭がきつくなる事があります。

この病気も唾液や排泄物中にウイルスが含まれる為、同じ器やトイレの使用等で感染します。

更にこの病気は1度かかると症状がおさまった後も、ウイルスが残る場合が多く、体力が落ちた時等に症状が再発する事があります。

 

4猫白血病ウイルス感染症

猫白血病ウイルスが原因で発病します。

症状は貧血、下痢、発熱、口内炎、リンパ節の腫れ、リンパ腫、白血病等です。

一度発病すると完治することがなく、致死率が非常に高い伝染病です。

感染経路は、唾液やケンカの傷や交尾等、また食器を共有することでも感染する恐れがあります。

それ以外にも母親から胎児へ感染する母子感染が起こることもあります。

猫白血病ウイルス感染症は、感染しても必ずしも発症するわけではなく、

ウイルスが体外に排出され、発症しない場合もあります。

しかし、排出できる確率は生後半年くらいまでの子猫は10~50%ほどです。

成猫になると、80%ほどの確率で排出されますが、これはあくまで確率で、

当然抵抗力が弱くなっている状態では排出できない確率も高くなります。

排出されたかどうかの判断は、感染後4ヶ月後の検査結果での判断となります。

そこで陽性であれば持続感染となり、完治することはありません。(持続感染となった猫ちゃんの3年以内死亡率は70~90%と非常に高くなっています)

 

5猫クラミジア感染症

クラミジア病原体による猫風邪の一種で、主な症状は結膜炎の症状です。

感染経路は唾液や涙に触れることでの接触感染や、母子感染があります。

感染力が強いため、多頭飼育をされている場合は特に注意が必要です。

症状が軽いうちに治療を行えば重症化することは少ないようです。

注意点は、人獣共通感染症の為、人間にも感染します。

感染した猫ちゃんに触ったあとはしっかり手を洗いましょう。

 

6猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)

猫免疫不全ウイルス(FIV)により感染します。

この病気は感染しただけでは特に症状はありません。

元気な猫ちゃんならばウイルスを押さえ込んで発病しないことも多いようです。

しかし他の病気等で抵抗力が落ちたりすると発病します。

発病後は治る事はなく、致死率が非常に高い病気です。

発症後は免疫不全との名が付いてるように、白血球や免疫細胞を作る機能が失われます。

最初は食欲不振や発熱、口内炎等の軽い症状しかでませんが、免疫機能が無くなっている為、重症化します。

後期の症状としては貧血や腫瘍(がん)が発症し死に至ります。

感染経路は空気感染はせず、血液、体液からの感染です。

猫同士のケンカや、母子感染が主なものとなります。

また、人間に感染することはありません。

 

愛猫を守るワクチンの種類は?【混合ワクチンと単独ワクチン】

ワクチンの種類ですが大きくわけて2種類、混合ワクチンと単独ワクチンとがあります。

上に書いた①~⑤は混合ワクチンで⑥の猫免疫不全ウイルス感染症のワクチンだけが単独となります。

更に混合ワクチンには3種混合ワクチン、4種混合ワクチン、5種混合ワクチンとがあります。

それぞれ予防できる病気は下記のとおりです。

 

・3種混合ワクチン
①猫汎白血球減少症
②猫ウイルス性鼻気管炎
③猫カリシウイルス感染症

 

・4種混合ワクチン
①猫汎白血球減少症
②猫ウイルス性鼻気管炎
③猫カリシウイルス感染症
④猫白血病ウイルス感染症

 

・5種混合ワクチン
①猫汎白血球減少症
②猫ウイルス性鼻気管炎
③猫カリシウイルス感染症
④猫白血病ウイルス感染症
⑤猫クラミジア感染症

 

まとめ

いががでしょうか?

怖い病気ばかりですね;

うちの子は外にいかないから大丈夫と思っていた人もいたのではないでしょうか?

人がウイルスや病原体を持ち帰ることもあるんですね。

しかし、ワクチン接種をしておくことでみなさんの愛猫をこれらの病気から守る事ができます!

自分が持ち帰ったウイルスや病原体が原因で大切な家族の猫ちゃんに苦しい思いはさせたくないですよね!

これを読んでいただいている愛猫家のみなさんは、

すでにワクチン接種済の方が多いと思いますが、

もしまだの猫ちゃんがいるなら早急にワクチン接種を行いましょう!!

 

それでは今日もまた一歩

猫と人の理想郷が近づきますように!

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